2020-06-28

今日はたまたま一番初めに通っていた高校をほんの一瞬見た。高校の近くを通っていると気がついてからは相当そわそわしてしまって、実はそんなに多くの記憶があるわけではないのでいつも私の高校の思い出は同じだけど、それが今までで一番早く頭の中をぐるぐる回ってた。

認めなくてはいけない。

自分の中の大きな失敗、どこから自分が変わってしまったか、自分の中の大きなしこり、大きな後悔、ひどい憧れ、汚いのも綺麗なのもごちゃ混ぜにして多分相当なコンプレックス。

大好きな人しかいなかった、大好きな環境だった。敵なんていなくてみんな豊かで何不自由なかった。でもいつも私はつい自分と向き合い過ぎてしまって、諦めることは簡単だったから辞めてしまった。もう一度同じラインに立ちたいと思った残りの一年半は学校では人と数回しか会話もしなかったと思う。同じ歳でまた一から始めたい、それだけが救いだったから。

なおちゃんが辞めると連絡してきた時は申し訳ない気持ちとそれ以上の羨ましさでつい熱く辞めて後悔しているかという話ばかりした。もう少し寄り添うこともできたと思う。想いが通じたとは思っていないが、そのあと無茶をしつつもきちんと卒業した彼女のことはとても尊敬している(卒業アルバムのエピソードなど笑える話もたくさんあるし)。

 

でもまさか見られるなんて思ってなかったので実際にビルとビルの隙間から校門が見えた時は思わず言葉が詰まり涙が流れ出た。車の中で自分だけが異次元にでも行ってしまったのかと思うくらい周りの音が遠く感じた。

そんな大層なと思われてもいい、実際自分でも一瞬校舎を見ただけで泣くか?と思うし…。

思うけど、私の失敗は初めて腕にボールペンを突き刺した7歳の時でも、不登校が始まった中学二年生でもなく、間違いなくここが原点。つらくて悲しい、だけどここに救いがあると今でもずっと信じている。