2023.12.9

最近ずっと愛されていた過去についてぼんやりと思い出したりしている。自分は愛されるということをまっすぐ受け入れることが全然まだ難しくて、そんなわけないとか気分がいいのかなとワンクッションおかないとその気持ちは不自然なものだという考えはもうじき30台に突入しそうな今も消えてくれない。メンタルクリニックに通うと問診で答えたことについてお医者さんはお父さんとの関係を掘り下げようとしてくるのが目について、今まで信じたくなくて見て見ぬふりをしていたけれど今ようやくちゃんとそんなものだと思う気持ちととてつもなく寂しかったという気持ちを自覚することができて…だからといってなんだという話はないが、そういう気持ちがあるんだなぁとやっと認められた。よくあるのはそれを認めて溶解していくみたいなものだけど、今さらそれで終われるほどうまくはいかなくて寂しかったことに気がついた今も寂しかった自分をなかったことにするみたいにはできなくて、ぼんやりずっと苦しんでいる。

テレビで自分の孫のために本物そっくりの車掌室を作ってあげたいという依頼を見て、子供はきっと普段からそんなことをしてもらっているんだなとわかる反応にうっすら羨ましい気持ちが芽生えて涙が止まらなかった。私だって覚えていないだけでこんな優しい目で見つめられていたはずなのに、抱きしめられたり手を引かれたりしていてくれたって私が信じられたらいいだけなのに。世界中から好かれたいなんて思いたいんじゃなくてたった一人の父親から愛されてなくとも好かれたいってだけのことがこんなに難しいことなんだ。

 


変な夢を見て抱きしめたくなったらすぐに抱きしめられる。好きだと言えば抱きしめてくれる今が生きてきて一番安心できる。変なことを呟いても大きな声で笑っても優しい眼差しがあるだけで私がこうすることもここにいることもダメなんじゃないってわかる。ずっとこうしてほしかった。家を出て距離を取るべきだったのは母親でも姉でも父親でもなかった。私が家を出ててすべきことは自分を愛されてもいいと思える場所に置くことだったのかもしれないと今は思う。

 

とか言って〜〜〜!!!!全然元気です!

他人の子供見て変な方向から嫉妬してる三十路ぐろいよね、わかるわかる。ちゃんとお友達の子供を可愛がれるから安心してほしい。愛情くらいそんなもんあげまくれるんですよ、あたしって。まぁ今は美味しいもの食べてぶくぶく太ってるんで愛されたいと思うなら本当に痩せるのがまずいいと思うんですよね。もうすぐ年末ですね。友達に会いたくて家ではいつも彼氏に友達のフリさせていでかわいそうせめて年末年始くらいは楽しくやりたいよねー。

 

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2023.05.08

彼氏に4日会えてないだけでグェーーーーーーーーーーーーーッてなってる2人で仕事休んでお昼に起きたいホットケーキ作って満足して食べずに寝たいホットケーキって観賞用としてかなり高得点な食べ物だと思う一番美味しいのは焼く前のホットケーキミックスだしあの舌がピリッとするのもたまらないんだよねその美味しさをちゃんと彼氏にも伝えてやっぱり焼いたやつは食べないでおこう。最後に会った日の夜に彼氏が机の中をガサガサ漁って見つけ出した五線譜の裏柄にラブレターを書いてくれた。仕上げに普段つけている香水をふりかけたら書いた文字が滲んでしまったけどそのまま不器用に折り畳んで茶封筒にしまった。そういう不完全だけど詰め合わせた理想みたいなものをちゃんと大切だって思える。これが私の大切な物入れボックスに入ることが幸せ。まぼろしみたいなかわいい恋人を早く抱きしめたい!!

そういえばこんなふうに人のことを愛してみたかった。そういえばこんなふうに人から愛されたかった。自分の感情を押しつぶすことでしかいろんなものを保てなかった数年間がさらさらと消えていく。思い出すとみぞおちとその反対側から空気が抜けてくっつきそう。良い悪いじゃないけど単純にそこに苦しめられているのも事実だと今になって初めてわかりはじめているのはやっぱりバカかも〜。

 

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付き合った日の海へ半年ぶりに行った。

あのときは手を繋いでいなかったから電車の中で手を繋いでいるので不思議な気持ち。どちらかがある日突然家を飛び出して連絡もとれないようになっても多分ここにお互い向かうよねって笑いながら歩いた。思い出の場所って初めてできたかもしれない。

 

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なんかよくわかんないところで水を見つめていた。はっぱが濁流にのまれてあっという間に消えるのを二人で見ていた。

 

指輪も花も夜景もないけどプロポーズを受けて晴れて婚約者になったんだけど多分あと一年は今のままなので、これからも私の惚気に付き合っていただきたいと思います。

2023.04.06

友達や家族や恋人が私の遠いところで幸せになってくれていれば私は気を狂わせながら生き続けられるんじゃないかと思ってしまう、最悪の希望が心にちゃんとあって悲しいけど安心する。それはそこに私が関与していないという安心。私がいなくても何も変わらない虚しさ。知らないおじいちゃんとこの間ベンチでおしゃべりをしたんだけど、この人は私のことを必ず忘れてしまうし私を怒ったり怖がらせたりしない絶対的な安心感で動きたくなかった。ずっとそこにいたかった。別れ際にさようならと言ったらバイバイまたねと返事をしてくれたけど、またねが絶対にないからこそとても幸せな瞬間だった。

 

彼氏と桜を見ながらお酒を買って人混みを避けていつもは通らない道を歩く。

昔なにかの映画できいた「私のために桜は咲いて雨なんかじゃ散らない私と好きな人が二人で桜並木を歩いて気が済めば散りゆく全てのものがそうあればいい」というセリフを思い出して後ろは絶対振り返らなかった。二人で散歩して楽しいのはちゃんと外の音が聞こえることだと思う。私のことを人間の声で呼んでくれること、車が地面を走る音、人の足音と鳥の鳴き声と遠くの工事現場の音を聞くのは普段イヤホンに遮断されすぎている。全部に意味があると思うと吐きそうになるけど…。

 


自分が馬鹿にされているような思い込みは昔からの癖でいまだに心がただれてしまう。いじわるしないでほしい、ヘラヘラすることしかできないから。その人たちの本当か本当じゃないかを確かめたくないしそんなふうに思いたくもない。ずっと心の中にある。愛したいときに愛せなくなるのが怖いから。ちゃんと私のことを人間として人間の声で呼んでくれる人に失礼だから。そういう人に今すぐ会いたくなる気持ちで上書きして叫びたいのを堪えてゴミばっかりの部屋で寝よう。二等賞のくじとか初めて食べに行ったお店のレシートとかプレゼントを包んでいてくれたリボンとかをお守りって呼んで本当に大切にしてることだけは触れないでいてくれたらいいや。

 

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2023-2-28

この歳になってようやく意思の相違が生じたときに折れるということをした。今までなら考えられる策がもう折れるしか見つからないときにようやく選択するものだったけれど、選んだ後に周りを見渡すと大切なものや居場所が自分の手によってボロボロに朽ち果てていることが多かった。多かったというかほぼそうなっていた。まあこれくらいなら歩み寄れるし相手を傷つけてしまう可能性があることを突き付けてしまうくらいならここらで手を打とうと思えるようになりました。もちろん深呼吸を三回くらい、爪と爪をぱちぱちならして相手の目や口の歪みを確認した後にやっと、くらいの感じでだけど。

だんだんと昔の私が嫌っていたものが自分の中に取り込まれていく感覚がある。数年に一度別人になっていくような気がしていたけれど年々それがくっきりとしていく。なぜこんなに嫌な気持ちになってしまうんだろう。周りの人に笑っていてもらいたい大切にしたいと思えば思うほど、どんどん自分のことが好きから離れていってしまうのがつらい。もしかしていまだにこういうことしてるの私だけ?

 


別れる決心、今のところナンバーワン。

愛していると言わない愛、そこに何も残らないすべてに皮膚がびりびりした。

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久しぶりに友人と電話をして通話を切ったあとにそう言えば私は電話って苦手なんだったっけと思い出したあと、ちょっと嬉しかったんだよな。

 

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彼氏と散歩をした日の日差しが暖かくってもう冷たい手をあたためる必要もなくなってくるのかと思うと少し寂しかった。でも次はこの冷たい手で彼氏を冷やしてあげられることも楽しみの一つだって思うと、この季節みたいでいいかなんて思えた。

2023-01-31

ダメダメです。早速ですがだめだめです。だめだめっていうのは気分の上がり下がりがあって夜は寝付けないで朝四時に目が覚めて脳みそも機能していない状態で「ぁ…」と一言つぶやき虚ろな目・心で朝を待ち、気候に耐えるだけで精一杯のまま職場に向かい、昨日とちょっと違う順番でボタンを押し続け、家ではひたすら自問自答を繰り返しせめて人間らしくと願い、なんとかお風呂に向かうやつです。ちゃんと私の中にはまだひび割れが修繕されないまま残っている。あ、ダメかもしれないみたいな感覚から方向転換することはできてもその先からはどこにもいけないまま。まぁ仕方ないとかそれでいいと思わないと眠ることすらできません。うそ、睡眠薬のおかげで眠れるよ。いつまでお薬なんか飲んでんだこのひと…たくさんの薬で体と生活が構築されているといろんなスイッチがお薬になってきて便利なのか終わってるのか、それすらも忘れてしまいそう。

どうして手首を切ったりしていたの?それは死ねると思って?死にたいとかってどんなときに思うの?と聞かれたあと、はっきりと自分が動揺しているのがわかった。なかなか柔らかくなってくれないジャガイモがどんどん焦げ付いていくのを汗を流しながら見つめていた。換気扇のゴーーーという音と私にしては眩しすぎる照明とどこからか出てきたもう一つのフライパンが私を責めている。助けてあげようとする声が近いのか遠いのかわからず、大丈夫なにもしなくていいとしか言えない。多分こうすればいいのにと思っている人との間に絶対に壊せない分厚いなにかが隔たっていて、それを直視することもできずに俯くしか術がない。どうしてもぴかぴかでつるつるで凹凸も傷もなんにもないなにかにはもうなれないんだってキッチンで涙を流しながら思い知る。どうしてこうなんだろう。

 


今月は昔観たなかで好きな映画をお互いのことをわかりあうためにも彼氏と観る会をしていた。当時観たときと感想も自分も変わってしまったけれど変わらず好きが散りばめられていて居心地のいい時間を過ごせたと思う。

彼氏の唇の色が可愛くて似た色の口紅を買って、毎日つけるだけで幸せな気持ちになる。雪がたくさん降ったので街路樹の葉っぱに積もった雪を自転車で通り過ぎる時に触ってみたらすごく楽しかったけど誰かに見られていないか家に着くまでドキドキがおさまらなかった。ずっと死んでいるみたいな季節が続いてほしい。安堵に包まれながら眠りたいって、ずっと昔からのお願いを今もまだしている。

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カーテンの隙間から快晴だと感じる瞬間、外が全て滅んでいる気もする

 

22-12-30

母親が昔聴いていた曲を年内最後の勤務中に突然思い出して帰り道Apple Musicで検索してみた。歌手の名前は覚えていたけど文字でその名前を認識したのは初めてだったかもしれない。メロディしか記憶には残っていなくてちゃんと歌詞を見ていると、そんなわけないのに勝手に母の頭の中を作り上げたうえにそれを覗いてしまった気になって、すぐにメロディラインを追うことだけに集中しながら彼氏の待つ駅へと走った。

 


十二月は幸せいっぱい。

出産を経た親友に久しぶりに会いお互いここまでこれたことを讃え合った。母性は相変わらずないと言いながらもかわいくて・おもしろくて仕方ないんだろうなと言葉の節々から感じとれるしあわせ。他の友人からも嬉しい報告が届いて部屋の中をずっとウロウロしてしまった。早く小さくて新しい友達に会いたくて仕方ない。


相変わらず毎日毎日浮かれポンチで誰かに迷惑をかけたわけでもないけど申し訳ない、と頭につけたくなるほど憎たらしくどうでもよく、しあわせ。

今まで安心したことがないわけじゃないんだけど彼氏といれば生まれて初めて持続的な安心感に浸りながら生活を送っている気がしている。よく愛情の種類がおんなじだって彼氏の言葉にただ黙って頷くことしかできない。自他共に認める他人と生活できない人間が初めて生活を共にしたい・できる他人を見つけました。私の人生と二人の人生が丁度いい。なんかもう集大成。彼氏と私の関係性はこれまでの私の集大成って感じだ。彼氏が「そんなこと二度と言うなよ」と笑って言ってくれる、この人は私を不安にさせてくれない。過不足なくぴったりだね。

 

久しぶりの我が家は相変わらずで変わったことといえばテレビが一回り大きくなっていたことくらい。彼氏のお土産に素直においしいと言えない母親もいつもお腹を壊している姉となにかに不機嫌そうにしている父親がちゃんといた。大好きな家族とまだまだ生活する。

 

オーニソロジーの食卓をよく聴いて過ごした。

https://youtu.be/Bd5UGi2NKGI

 

あと菊地さんのLIVEは本当に素晴らしいもので、あの体験している時の私に今の私が嫉妬している。

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映画は恋する惑星を劇場で観られたことがラッキーでした。まあ今年も観に行くんですけど…。

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個人的に思いつきで髪の毛を切ってブリーチ初体験をしてできることならもう二度とブリーチはしないって決意を決めたこととか、最高の友人とラーメン屋さんのメモで大笑いした夜とか、長年付き合った男と全て捨てて二人で逃げようとしたこととか、忘れたくないことが沢山あった年でした。自分が育てたようなものだと言われたときに、私は確かにいろんな人に迷惑と心配をかけまくってはいるけど自分で育ってきたつもりだと本心から思えたことが、これまでの自分に誇れる初めてのことかもって思えたよ。でも一先ずはさよならだね。

22-11-30

菊地さんのライブは毎度のこと頭がおかしくなりそうになる。むせかえる色気についていけなくて長すぎる演奏が譜面通りに終わる前にいっそのこと殺してほしいと神様にお願いしたくなってくる。本当に最高のライブだった。彼氏が待ってくれていることを忘れた瞬間に体が溶けてしまいそうでふらふらしながら電車に飛び乗って床をじっと眺めて帰った。

https://youtu.be/dNBdN8UE3sc

 

そうなんです、彼氏ができました。

この世にあるすべての言葉を使っても彼氏の素晴らしさを伝えられないし、彼氏との関係にぴったりな言葉もどこにもない気もする。それがもどかしくて、私たちの体と体がぴったり一つにはなれなくて、どうやら身体とか魂ってめちゃくちゃ頑丈らしいとふたりで笑いながら朝とか夜を過ごしています。なんだそりゃ。


本当に今までのすべてが報われた気がしている。あと2人の自分を思って泣いていた3歳の自分を抱きしめてあげられるのは成長した自分だと気がついた数年前、残りのひとりは多分きっと彼氏なんだと信じたい。多分彼氏が手術したときとかにでも私の血でも混ざったんじゃないの?そしたらもうそれは私みたいなもんだし…違うかも。

 

最近は親友がよく息子とのツーショットを送ってくれるようになった。顔が似ているとかそういうんじゃなくて、遺伝子みたいなものが訴えかけてくる親子さみたいなものに圧倒される。親友のことが大好きだし大切なんだからその男の子のことが私は大好きだし大切と思えるよ。早くはじめましてしたいね、私の小さいお友達。

 

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ええもう一ヶ月になる?五年じゃなくて?
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そうだ私マグカップ買わなくちゃいけないんだった