4月6日〜4月12日

4月6日

絶対に荒れると思っていたのに妙に落ち着いていて自分でも驚いている。頓服をカバンに、ぬいぐるみをポケットに忍ばせていったけど両方終わるまで存在を忘れていた。中途採用なので三十代に見える人がほとんど、なんのアピールもできなかったけれど面接官が優しいおじさんだったからできなかったという自責の念はない。

逃げて生きてきたので少しずつ怖いことにもチャレンジしてやったぞという自信をつけていきたい。

 

4月7日

小学校へ選挙に行く。使っていた靴箱を触るとあの頃のままで毎回選挙へ来るたびにぞっとする。雨の日の午前中の薄暗い廊下がすごく好きだった。

お昼からお母さんと天王寺へ出て舞台を観に行った。電車が遅れたので20分でお昼ご飯とお酒を胃に入れて劇場へ。

独り舞台で演じているときはもちろんのこと、袖で着替えているときが一番本番の見せ場のようで感動。終演後にサイン会と撮影会があり、照れる母親を引っ張ってスリーショットを撮っていただけていい思い出。母の顔は怖かった。

 

4月8日

寝付きが悪く四時過ぎまで眠れず、その後も2度くらい途中で目が覚めてなんだか胸がムカムカするし最悪。もしかしたら再開したジェイゾロフトのせいかもしれない。

夜、保険の話をしているときのお母さんの絞り出すような声でパチンコに行かないでねという言葉をコタツの中でじっとしたまま聞いていた。きっと母も父も私も、それぞれの救済を求めている。

 

4月9日

起きてベットから降りてそのまま夕飯の支度をして時差ボケってこんな感じかな?なんて考えながらたけのこをつつく。

私の太陽、上戸の妹さんが留学出発間近にナイーブになっているらしい。話を聞いて私まで心細くなってしまった。太陽も曇ってしまうことがあるんだな、そういえば小学生の理科で習ったっけ。

 

4月10日

よくわからない。一つだけ言えるのは雨で道路についた猫の血痕が洗い流されてよかった。

 

4月11日

上戸とライブ。本当に本当に良かった。

許しを乞うことを許されているのに間違うことを一切許されていないような、もうどう表現すれば良いのかはわからないけれど、とにかく今日で最後でも今日が終わることすら喜びたいほどに素晴らしい演奏だった。菊地成孔とペペトルメントアスカラールに。

 

4月12日

死ぬまでにもう一度行きたい場所へ上戸といけて嬉しかった。仕事も受かっていて、本当に驚いて、上戸の知り合いに色々話を聞いたが子供の話で盛り上がってしまったり、高槻で最高の店を発見してしまい、正直なにもわからなくない、ように、している。

 

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