22-12-30
母親が昔聴いていた曲を年内最後の勤務中に突然思い出して帰り道Apple Musicで検索してみた。歌手の名前は覚えていたけど文字でその名前を認識したのは初めてだったかもしれない。メロディしか記憶には残っていなくてちゃんと歌詞を見ていると、そんなわけないのに勝手に母の頭の中を作り上げたうえにそれを覗いてしまった気になって、すぐにメロディラインを追うことだけに集中しながら彼氏の待つ駅へと走った。
十二月は幸せいっぱい。
出産を経た親友に久しぶりに会いお互いここまでこれたことを讃え合った。母性は相変わらずないと言いながらもかわいくて・おもしろくて仕方ないんだろうなと言葉の節々から感じとれるしあわせ。他の友人からも嬉しい報告が届いて部屋の中をずっとウロウロしてしまった。早く小さくて新しい友達に会いたくて仕方ない。
相変わらず毎日毎日浮かれポンチで誰かに迷惑をかけたわけでもないけど申し訳ない、と頭につけたくなるほど憎たらしくどうでもよく、しあわせ。
今まで安心したことがないわけじゃないんだけど彼氏といれば生まれて初めて持続的な安心感に浸りながら生活を送っている気がしている。よく愛情の種類がおんなじだって彼氏の言葉にただ黙って頷くことしかできない。自他共に認める他人と生活できない人間が初めて生活を共にしたい・できる他人を見つけました。私の人生と二人の人生が丁度いい。なんかもう集大成。彼氏と私の関係性はこれまでの私の集大成って感じだ。彼氏が「そんなこと二度と言うなよ」と笑って言ってくれる、この人は私を不安にさせてくれない。過不足なくぴったりだね。
久しぶりの我が家は相変わらずで変わったことといえばテレビが一回り大きくなっていたことくらい。彼氏のお土産に素直においしいと言えない母親もいつもお腹を壊している姉となにかに不機嫌そうにしている父親がちゃんといた。大好きな家族とまだまだ生活する。
オーニソロジーの食卓をよく聴いて過ごした。
あと菊地さんのLIVEは本当に素晴らしいもので、あの体験している時の私に今の私が嫉妬している。
映画は恋する惑星を劇場で観られたことがラッキーでした。まあ今年も観に行くんですけど…。
個人的に思いつきで髪の毛を切ってブリーチ初体験をしてできることならもう二度とブリーチはしないって決意を決めたこととか、最高の友人とラーメン屋さんのメモで大笑いした夜とか、長年付き合った男と全て捨てて二人で逃げようとしたこととか、忘れたくないことが沢山あった年でした。自分が育てたようなものだと言われたときに、私は確かにいろんな人に迷惑と心配をかけまくってはいるけど自分で育ってきたつもりだと本心から思えたことが、これまでの自分に誇れる初めてのことかもって思えたよ。でも一先ずはさよならだね。