2021-11-19

また曇りやん、流星群の日の夜ってここ一年絶対に曇りでお風呂上がりにパジャマで外に出てすぐにお布団に戻ってくるの飽きちゃった。ちなみに七夕に晴れてた時ってあるの?

うっすら雲が空を覆っていて月明かりだけがバカみたいにピカピカ光っているのは今日に限っては虚しくさせる。

夜中に目が覚めて窓を開けたら星が見えたのでホットミルクを用意してカイロを引っ張り出して容易万端でベランダに飛び出たときにはまた星は見えなくなってとりあえずベランダに30分座ってた。だんだん悔しくなって飛行機の点滅する光を流れ星だとして3回チカチカするたびに流れ星ひとつとして数えるっていうのはどうだろうかと思い付いたけれど、だめだ、それは違うってわかりきっている上にとりあえず喋ってしまう自分の悪い癖なだけだから諦めて部屋に戻ってようやく熱くなりはじめたカイロをお腹の上に乗せて眠った。

 

二日後の月蝕に気が付いたのは駅前にいる人間のほとんどが上を向いていたから。月かどうかもわからないくらいの月食の写真を送ってきてくれた人のことが好き。誰が一体嫌いだなんて思うんだろう?朝からソワソワしていたことの望みが一切断たれて安心しているからなんでもきれいでいいねすてきだねやさしいねかわいいし、なんでもどうでもいいね。今日寝る場所が暖かければ全部大丈夫。