8月3日〜8月9日

8月3日

朝起きて身体中今までのすべてが後悔というものでびっちり詰め込まれているような感覚でどうしても家にいられなかった。泣きながら上戸さんに電話をするも断られ、つい最近したばかりの瀉血をまたしてしまった。その瞬間にやっぱりおいでと連絡があり、そんなことになりそうだったもんなとふらふらになりながら思う。

ついて早々にお酒を飲むというので内心ヒヤヒヤ。夜はお祭りに出かける。私は祭りがそこそこ嫌いで整備されていない人の群れをどうにかニコニコな彼女でいられるか考えながら歩く。目当てのイカ焼きがやっと現れたと思ったら長蛇の列で、最後尾までやれやれ移動している最中に聞こえてきた「これならトリキ行く」という言葉に私たちカップルは揺らぎ、ただ人混みに飛び込んだ挙句居酒屋に吸い込まれた大バカものよ…。

 

8月4日

だらだら起きるのは上戸さんの家限定なので思い切ってダラける。昼に念願の中華料理屋さんで汗だくになりながらうまいうまいという上戸さんをみていると抱いたことのない穏やかさが芽生えた。夕方来週また会う約束をしてバイバイ。

 

8月5日

玄関を開けると毎日ゴーヤ、トマト、ナスキュウリが雑多に置かれていて軽いノイローゼ。夕飯にそのゴーヤを使ってチャンプルを作ったのだけどものすごく美味しそうにできたのがさらに嫌悪感を増させた。

 

8月6日

会社から連絡あり!履歴書書くぞと意気込みつつ尻すぼみ。

何度も言っているし仕方ないなんてことわかりきっていてもこの世の当たり前のことがただただつらい。生きているだけでゴミが出てしまうこと、死んだら好きで選んで作った城さえも全部ゴミ。こんなことでうじうじしてしまうときは鬱っぽいのでここ最近お気に入りのリーゼを飲んで落ち着くのを待つしかできない。尻すぼみしてしまうのも仕方ないな。

 

8月7日

一人で過ごすときは単純に寒がりというのも大きいが罪悪感からクーラーはつけずにいる。それが原因で夕方ごろから異常な発汗と体の震え、カーボン紙のような黒幕が降りてきたような視界、頭痛がしてきて熱中症にかかってしまった。飴を舐めても治らず、自律神経でないことだけがわかる。死ぬかもと何度も思ったが体が動かずクーラーをつけたり水分を摂ることが家の中なのにできなかった。たまたま運良く父が帰宅し、即病院へ送ってくれて点滴をして帰宅した。いくら寝ても眠気はなくならず、体が低電力モードに切り替わっているのだなと感心した。

 

8月8日

夕方から予定があったので家を出たが熱がまだ体に残っていたのか頭痛がしてきたため放出駅でとんぼ返り。改札で体調が悪くてと告げるとこのまま取り消しとくね!休んでき!とJR特有の荒っぽい優しさを受ける。

明日も朝から病院があるけどそれさえも心配でつい弱気になる。たどり着けるかなぁ。

 

8月9日

病院へ向かうが今日はまだ少し曇っていてなんとか辿り着けた。検査結果がそりゃあなと言いたくなるところだけきちんと悪くて逆に健康に思えてくる。薬については納得していないので今回はキラキラした名前の薬局には寄らなかった。

お盆休みですけどこの夏楽しみなことはありますか?と聞かれて、どうして夏と楽しみはセットなんだろうかという疑問が中学の頃からある。夏が嫌い。暑いししんどいし足の裏側だけすごい汗かくし、とにかく嫌なことは全部夏にやってくるからきらい。

 


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