3月2日〜3月8日

3月2日

大きな地震の夢をみた、怖かったと上戸さんからラインがあったので夜に電話をかけてみようと珍しく思う。

いつもそうだけど母を休ませると私以外誰も何もしなくなる(普段通りな)ので結局電話はできずじまい。お湯で洗い物をしてきしむ手をじっと眺めていた。

 

3月3日

姉と二人でハムちゃんずカフェに行くため天王寺へ。姉と出かけるのはどんなデートよりも緊張してしまってどれくらいまでなら相手に不快と思われない話量(?)なのかわからなくなる。店内の年齢層はそこそこ高め、みんなかわいいより懐かしいというワードが多め、皮膚がそこそこふやける程度の居心地だった。

高校時代ぶりに二人で歩く天王寺は相変わらず天井が低く閉塞感のある感じだけど間違いなく前よりもきれいに変わっていた。知らないうちに好きなお店がなくなっていたり、姉が指輪を欲しがっていたりするのも九年経てば意外なことではないらしい。私も姉も天王寺も同じだけの時間が経ったのだ。

 

3月4日

ベッドから降りてその足のまま家を飛び出しゴミを投げ捨てることができて大満足。昨日の夜中からいろんなことに潰されてしまいそうだったので強めにゴミを投げてやった。

父の機嫌を損ねないようになにかにつけてありがとうを伝えるようにしているけれど、なんて心ないありがとうなんだろう。父とどう接していいのかわからず、ずっと嫌われていると思っていた子供の頃よりもしかしたら今のほうが関係として悪いのではないか。母と父の関係が最悪になった今、なんとかしなければと思い母からの愚痴を聞いて「みいみが言ってくれたら聞くから」なんて言われて母の言葉を伝言ゲームのように伝える。もうずっとみぞおちのジクジクする痛みが消えてくれない。

こんなときに上戸さんに頼りたいのにまたなにか問題が起きそうな気がしてLINEを送るのを諦めました。

誰のこともきらいじゃない、いやじゃない。ただ問題を止めたいだけ。

 

3月5日

朝から親知らずを抜きに行く。痛みは麻酔によって感じないので頭(顎)を引っ張られているときに石になったつもりで耐えるのみ。歯医者さんでは祈ることだけが許されます。

青椒肉絲と中華スープを作って、自分はもずくスープだけ食べました。

 

3月6日

今日は抜歯したところの消毒と祈りに歯医者へ。

なおちゃんとLINEをしてそうそうこういう優しくてお互いが満足できる会話をしたかったんだよと少しうるっとしてしまう。三月に入ってまともに安らげる会話をしたり時間を過ごせてなかった気さえしてきた。

夜ご飯に鯛のお刺身一切れと大好きなツマを食べました。

 

3月7日

昨日の夕飯で塩分を摂りすぎたのか寝起きのむくみがひどい。ご飯を食べるとこういうことがあるから嫌なんだとうんざりしていたところにお味噌汁がサーブされてもうキャー!!

急に決まった面接へ行くも、急に面接を決めるような会社だ…と節々に感じられたので落としてくれと願いながらドラッグストアで水を買った。水を買う意味をわかりはじめてるって歌いながら帰った。

 

3月8日

昨日の夜から頭がダメでいろんなことを考えても最悪のことしか考えられない。病院に電話しなきゃとか今日が終わったら誰も知らないところに逃げてしまおうとか、本当に助けてと言いたいところがあるはずなのに違うところへ逃げてしまいそう。夜には家族と上戸と新喜劇を見に行く予定がある。ジェットコースターみたい。でもぜんぶ地獄でぜんぶこわい。なにも味わいたくなくて目を閉じたらぜんぶ終わっていてほしい。本当はかわいいお洋服を買いに行きたかった、電話だってしたかった、なんにもできないのは自分がおかしいからなのかもしれない。

 

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